こんにちはヨシムラネコです。
少し前から、音楽配信サービスApple Musicを利用し始めました。
もともと利用していた夫が「Apple Musicいいよ! 家族割で2人目からうんたらかんたら」ってことで半ば強引に私もサービスに加入することになったのですが…
イマイチうまく使えてなかったんです。すっかり音楽に疎くなってしまって何を聴けばいいかわからなくて。
しかしふと「青春の思い出ソングでも聴いてみようかぁ」と流してみたら、一瞬でタイムトリップ!! びっくりするくらい強くて痛い感情が溢れだしてきました。
その音楽とは、我らが小室ファミリー『globe』です。
【目次】
青い春を共にしたglobe
ちなみにglobeってわかりますか? もしこれを読んでくれているあなたが10代とか20代前半とかだともしかしてglobe知らないのかなぁ。 「グローブ」って読みますよ! 90年代にJ-POPシーンを席巻した小室ファミリー(小室哲哉プロデュースのアーティストたち)の筆頭格のグループです。
ボーカルのKEIKO。ラップ(違うか?)のマーク・パンサー。で、小室自身も「演奏する人」としてメンバーになってます。
小室ファミリーでは、TRF、安室奈美恵、華原朋美なども有名ですね。
…ってそんなことはウィキペディアに書いてあるわけで、ココで私が下手な説明繰り広げなくていいんです。それより早くglobeの音楽の話をしたい。
globeが大ヒットしてた頃、私は中学生でした。中学生ってイヤですねー。「自意識」が最大級にふくれ上がる時期…。あの頃の全てが、青くて、臭くて、思い出すだけでいたたまれない気持ちになります。
そんな「青春」の背景にいつも流れていたのがglobe。
あの曲もあの曲も歌えちゃうスゴさ
Apple Musicでglobeのベストアルバムを聴きながら、これでもかこれでもかと繰り広げられる懐かしすぎる曲たちにギャーーーとかウォォォォーーーとか言いつつ、しばし熱唱しました。
DEPARTURES
sweet heart
Anytime smokin' cigarette
Sa Yo Na Ra
とかとか。
意外と忘れてないもんで、どれも歌えちゃう。そしてglobe歌うの、めちゃっめちゃ楽しい…。
KEIKOの声って独特です。あの「金切り声」みたいな高音が、90年代の世紀末な空気感にぴったりハマってました。今思うと。
KEIKOの歌声、それは時代があげた叫び声!
globeの歌詞に想い重ねて
ところで中学時代、まさみという友人がいました。
まさみはスラリとした色白の可愛い子で、中学生ながらになぜか退廃的でした。投げやりな態度、やる気のない言葉、虚空を見つめるまなざし…。そんな退廃ムードが、当時の私にはずいぶんクールに見えたものです。
中学生女子といえば、一日に何通も手紙を交換しあうもの。(今はどうなんだろう?)
まさみは、いつも何枚ものルーズリーフを重ねた分厚い手紙を渡してくれました。
手紙文にはかならず、globeの歌詞が引用されて書かれていました。
人には話せない 誰かに話したい
どこかに行きたい あなたと行きたい
(Can't Stop Fallin' in Loveより)
このごろ 夜明けに
恐い夢ばかり見ている
携帯の電源も切ってる
こんな都会で人混みの中たった1人で
刺激は私の冒険
涙は私のやさしさ
微笑みは私の駆け引き
ふるえは私の真実
(Perfume of loveより)
「私の気持ちはこんな感じ。」と書き添えて。
(実際はど田舎でポケベルでしたけどね)
だからglobeの歌詞をじっくり聴いているとまさみのことを思い出します。
卒業以来、まさみとは疎遠になり、今どうしてるかは知りません。連絡をとろうと思えばとれるでしょうが、会ったところで特に会話は弾まないでしょう。
だけど時々、ほんの少しだけ話せたらいいのになって思います。「あの頃よくglobe聴いてたよね」って。
なんだかんだ小室音楽が好きなんだなー
正直言って、globeにしろ華原朋美にしろ、小室の曲ってけっこうイージーというか、陳腐な印象があります。分かりやすいメロディ。歌詞だって「なんじゃそら」ってものが多い。
好きなアーティストをきかれて、最初に「globeかな」とはちょっと言いたくない。実際そこまで大好き!ってわけじゃないからですが、たとえそれ程好きだったとしても、もっとおしゃれ感というか玄人感があるアーティストの名前を挙げたいところ。UAとかスピッツとかって言っておきたい。
でも。でもね。
久しぶりにglobe聴いたら何かすっごく好きだった。
長くは続かなそうな恋愛ばっかり歌ってるところとか。KEIKOの切羽詰まり感とか。じーんときます。曲自体の良さというより、完全に自分の思い出と混ざっての評価ではあるけれど。でも歌ってそういうものですよね。「あの頃の自分」と紐づいているから、こんなにも心揺さぶられるワケで…。
私と同年代の30代なら、青い時代の思い出を多かれ少なかれ小室音楽が彩っているはず。globeを筆頭に、小室音楽は過去の自分に再会できるスイッチの役割を果たしているのです。
その点、小室哲哉の功績はすごい。
小室さん、私の青春を瞬間冷凍してくれてありがとう。
まとめ
Apple Musicをどう活用していいかわからなかったけど、しばらく懐メロ聴きます。それで赤面したり叫んだり泣いたりして楽しみます。育休中でもなきゃそんなこと出来ないわ。
結論。
globe、いいよ!
では、また。